EF66・名鉄1380系・名鉄5200系の加工

◎ここ最近の製作品です。

DSC04517                お客様のご依頼でKATOのEF66をドレスアップさせていただきました。             加工内容は

●エアーホース取付(製品ではスカートにコック部分がモールド表現されているので最初に削り落とす⇒削った部分を整地後にスカート全体を塗装⇒銀河のエアーホースに色を付けて装着)

●パンタグラフ塗装(全体をグレーに塗装・スリ板部分を金属色に・足元のガイシを白に)

●速度検出装置取付(銀河の部品を各車の形状に近くなるように曲げた上で塗装し装着)

●その他乗務員ステップなどの色差し

 

◎名鉄1380系のTNカプラー取付

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パノラマカー用のJC0380を使用。始めに取り付け部分の基礎を確保するため厚さの違うプラバン2枚でスカートの厚みと同じにします。カプラー本体は台車の振りに干渉しないように少々削って最後は取付の強度&見た目も重視してネジ止めしました。カプラーの高さ的にはHGモデルのパノラマカーとほぼ同位置になっております。

 

◎鉄コレの名鉄5200系のライト点灯化

DSC04534       この車両のライト点灯化キットは存在しませんのでお客様ご自身にてマイクロエース製名鉄5500系の先頭車を材料として持込みいただきそのライトユニット部分のみを移殖しました。床下の集電に関してはイズムワークスの床下集電用キットを活用しております。

この加工での最大の問題点は5カ所のライトの距離間なのですが幸いにもほぼぴったりでしたので穴あけと若干の調整で画像のように違和感なく収まっております。それよりも今回の加工で難儀した点はマイクロエースのライトユニットの箱が内部の幅を始め全体的に狭いので収めることが出来ません。仕方なく新規でライト基盤を据える為の箱を作り、同時に遮光はもちろんとしてお客様がボデーと床下を外せるようにも配慮しなければなりませんのでかなり悪戦苦闘してしまいました。

ライトは問題なく点灯しますが画像のように遮光は完全とまではいきませんでした。ただ何も遮光無しだと赤の時はお顔全体が酔っぱらったタコ状態でしたのでこれぐらいでお許しください。

完成後はパノラマカーとの併結を想定されるためT車2両の内先頭に立つ1両(パンタ付)のみの加工です。尚、製品と窓ガラスが違いますが同じく鉄コレの豊鉄のガラスに色差しをした上で入れ替えされております。

 

 

名鉄貨車・EF64・EF66・ジオラマなど

最近の製作品です。

●お客様からのご依頼品でホワイトメタル製のモリタの「トム16000」に鐵工房の名鉄貨車用「トム800」のインレタを貼った加工です。車輪はキット付属のを使用せずお客様からご提供いただいたスポーク車輪を装備しカプラーもシンキョーにしてあります。キット組と塗装をやすらぎ工芸にて施工、インレタ貼りは当店です。

モリタトム16000

●すべてKATO製EF66を全部で5台のドレスアップ加工です。

基本的に加工内容は共通で、パンタ塗装(本体・スリ板・ガイシ)/エアーホース取付(スカートのモールド落とした上で塗装)/銀河モデル製の速度検出装置を各車2個ずつ取付/必要に応じて乗務員ステップの色差し、スノウプロウの塗装。

速度検出装置は画像の物をその車の形状に近くなるように曲げて使用しておりますが、EF66-100番台のみ曲げたときの長さが足りなくなるのでエッチングランナーの耳の部分まで使用してみました。EF66前期・後期・後期ブル EF66-50・EF66-117

●先日塗装替えをさせていただきましたお客様より追加をいただき、EF64のユーロと試験塗装です。加工前の種車は共にKATOの茶色車体色で床下は黒です。2台共床下グレーにして試験塗装の方は前回よりもレモンイエロー(Drイエローに近い)及び青部分はユーロの青にしてあります。ご依頼主様の話では試験塗装の期間に実車は一度塗り替えをしたらしく塗り替え前後で車体色の青味と黄色の色合い少しずつ変えたそうです。

EF64ユーロ・試験色

●お客様のご自宅ジオラマの一部分をご注文通りの寸法で製作いたしました。軽い素材で塗装後も曲らない物を作製するため3点ともすべて内部に金属の補強をいれてあります。

コンクリ板3種

JR東海117系 試験塗装

製品化されていない試験塗装(S4編成)のご依頼です。

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マイクロエース A-7780 新JR東海色・改良品4両の雨どい部分に細いラインを加えました。このセットの各車番、クハ117-105/モハ117-44(M)/モハ116-44/クハ116-22が試験塗装と同じだそうです。調色が必要な塗装の為、t-プロジェクトによる製作です。

 

同じお客様にてEF64とホキ24両が1つで収納できるケースを作製させていただきました。

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キャスコの大きいサイズのBOOK型ケースに同じくキャスコのウレタン3種をお持ち込みいただき当店にてカットしてケース内に収まるようにしております。

レンタルレイアウトなどでの出し入れに重宝しそうです。見た目にも美しいですね。

機関車の塗装替えなど

Nゲージの機関車4両の塗装替えをさせていただきました。

DSC04384DSC04385DSC04386        上からEF66スーパーライナー・EF64試験塗装・DD51ユーロ・EF64ユーロです。すべて完成品としてメーカーから出ているものですが。種車をKATO製品に統一しディティール面でもロットの新しいものを使用しての塗り替えご要望でした。塗り替えはやすらぎ工芸にて施工してもらいました。スーパーライナーと試験塗装は初めての施工とあって事前の調査に時間をかけていただいたようです。こちらはご依頼主のお客様に納品済みです。

 

また別のお客様よりEF65-500(F型)のデティールアップです。

DSC04392DSC04393DSC04394      銀河エアーホース(コックのみも含め加工・色差し後取付)・パンタ色差し(スリ板・ガイシ)・乗務員ステップ色差し・速度検出装置取付。1エンド側と2エンド側でスカートに取り付けるコック位置に違いがあります。コックの色は参考にする画像がどれも汚れを帯びていて元の色がやや不明な為ほぼ想像で塗っております。ここからさらにウェザリングでもすればより実感的になりそうです。今回は汚しのご要望まではありませんが速度検出装置のみそのままでは光沢が出過ぎて目立ってしまうので光沢を抑えた上、少し汚し気味にしてあります。また実車は速度検出装置は空転検出装置も含めもっとたくさん付いているはずですが今回もアクセント的な意味合いで片側1ヶ所ずつです。形状は銀河のものをさらに曲げてよりそれっぽい形にしてあります。

 

こちらも別のお客様よりホビダスから出ております遠州鉄道のED28です。

DSC04390DSC04391     キットの組立・床下及び屋根上のグレー塗装・ライトや窓Hゴム等の色差し・水転写デカール貼り・パンタ塗装(スリ板・ガイシ)です。プラスTOMIX貨車用ケースを利用した専用のケースを手作りしました。ボデーの青はプラ成形色のままです。車輪はキット付属のプラ製は使用せず金属のを希望されました。台枠の軸受部分にプラ製の車輪先端が刺さる穴が開いていますがより深い穴を必要とする為ピンバイス作業が必要でした。ほぼ極限まで開けないと台枠が嵌らない&車輪回転しないので一部貫通してしまいました。

ディスプレイモデルで動力はありません。

 

EF65-500(F)と遠鉄ED28はお客様お引き取りまで店内にて展示させていただいております。

着色フォーリッジ再入荷

DSC04387 DSC04388      一部の色が長期売り切れ状態でご不便をおかけしておりました。再入荷と言いましても店内で作製するだけなのですが手間暇かかる商品でありましてご理解くださいませ。今回は③⑤⑥を再生産しました。

色見本の中でも③が断トツに人気があります。やや赤く見えますが紅葉ではありません。初夏、落葉広葉樹の枝先の新芽だけが紅を帯びた状態のイメージです。②以外は染める際に艶消しに黒を加えてありますので落ち着いた雰囲気に見えます。

明緑色・緑色・暗緑色な3色のフォーリッジクラスターに色のバリエーションを加えてみてはいかがですか。

カプラーのみの加工もします

名鉄車両で良く使用されるTOMIXのJC0380「パノラマカー用TNカプラー」ですが、顔長の車両、DX・パノスパ・5700等はさまになるのですが平面顔の7700などはちょっと出過ぎ感を感じた方も多いのでは。

DSC04379  お客様の加工依頼をもってきっかけをいただいた形ですがTNカプラーを2個一にする内容の加工をさせていただきました。

DSC04378                製品としては出てない名鉄用に

●密自連 ●電連付 ●カプラー出じろが短いもの

を作りだす作業です。いろいろ試しましたが0.3ミリの真鍮線2本使用する工作となりました。

DSC04380     ダミーカプラー用の受けと同幅である0375(JC6362)の受けを使い且つ平面顔の名鉄車に合うカプラーが床下から覗くの条件に合いそうなのがこの組み合わせのようです。あまりにも加工対象が小さく専用の治具とかを作れそうにないので何回かに1回は失敗しそうです。

 

参考までに加工賃は1個1,620円です。(税込・カプラー持込みで)

店頭在庫はJC0380があります。わずかにあるJC6362は失敗した場合の予備として常備するため販売用の在庫は無しです。

 

機関車ドレスアップ

お客様のEF65の1000番台と500番台の各P形(ブルトレなど旅客用)をディティールアップさせていただきました。

DSC04374DSC04375DSC04376   銀河エアーホース(コックのみも含め加工・色差し後取付)・パンタ色差し・ステップ等色差し・速度検出装置取付。一応、ブルトレ牽引時代の華々しい時代を想定してのご要望ですが、忠実に再現はしておりません。特に速度検出装置は空転検出装置も含めもっとたくさん付いているはずですが今回はアクセント的な意味合いで片側1ヶ所ずつです。形状は銀河のものをさらに曲げてよりそれっぽい形にしたつもりです。

 

また別のお客様のちょっと珍しい模型を加工させてもらいました。

DSC04377      かなり以前に出たTOMIXの夢空間北斗星セットに付属する機関車です。通常の北斗星機関車より星の位置が下にあるそうです。模型ではこのセット付属の機関車のみだそうです。以上が前振りですが古いロットなので前面手すりがモールドでした。これをモールド削って真鍮線で手すりを付けた加工です。色は3種類くらいの赤系の色を混ぜてタッチアップです。

引き続き鉄コレ点灯してます

お客様からのご依頼にてイズムワークス製・鉄コレ点灯化キットを取付、さらに加工をプラスしたものの紹介です。

DSC04381   鉄コレ15弾の名鉄キハ20「単行・両運・レールバス」です。両運なので両側点灯します。今回は点灯化に加えてカプラーをシンキョー化しております。

DSC04382DSC04383  お客様のご要望がスカート(排障器?)は温存し見た目を格好よくそしてTN及びKATOカプラーどちらも連結可能なシンキョーカプラー装備を希望されました。真鍮線で中心軸により固定する方法としました。カプラーは左右に各30°、合計60°程度振り幅があります。カプラー奥に見える四角い枠はステーのつもりで取り付けた装飾です。

当初はお客様からのご提案もありダミーカプラーの取付台座を流用しての固定がベターではないかと想定し加工を進めましたが複数の問題発生。問題点は台座がスカートに干渉する→台座下部・スカート上部の干渉部を削る→極限まで削ることにより樹脂製の台座がとても弱いものになる。台座+シンキョー(クリア系ボンド仮固定)がどう調整してもカプラー先端が頭を垂れる状態になる→台座とシンキョー・床下を真鍮線にて一直線での固定を試みての穴あけ→すでに弱くなっている台座が穴あけ作業にて真っ二つに割れて崩壊。崩壊してしまったので部品が不足し断念した格好ですがこのまま進めてもカプラー部分の強度は出そうもありませんでした。こんな葛藤の末、一番手間暇はかかるが今回の方法が強度・見た目すべてに勝るであろうと思われた為、初心に戻りほぼ一からやり直しを致しました。特にM車に関しては見えない部分ですが強度確保のためカプラー心棒以外に0.3ミリ真鍮線を片側だけで四ヶ所に刺してあります。

また参考までにTNカプラーを標準装備するパノラマカーとはカプラー高さがやや合いません。鉄コレの方が少し高く、T車・M車共に取り付け部分がボデーでは無く床下部であるため車輪との距離感を変える高さ調整は難しそうです。格好だけは連結できますがパノラマカーの方の先頭側台車が常に浮き気味状態での走行となりカーブ進入で脱線すると思われます。

 

続いて京阪700系のけいおんラッピング車です。

DSC04373               こちらは点灯化キットの取付のみでその他の加工などはありません。

 

鉄コレ点灯化ご希望のお客様へご参考までにご案内します。

①すでにご自身でNゲージ化(T車・M車を問わず)されたもの

②車両・動力・走行用車輪を未開封状態でお持込み

上2つのケースですが、どちらも一度分解をする関係で工賃に差はありません。

例えば②の場合はNゲージ化+点灯化した状態で納品となります。

 

いもむしを汚しました

プラッツ製(GM)名鉄3300系インレタ等の貼付作業をさせていただきました。その中でも何年振りかにドアに貼るデカール(いるかとさる)の貼付も希望されましたので紹介しております。DSC04352    年々細かいものを見るのが厳しくなってきましたので今回はこの作業の為に大きい虫めがねを購入してまいりました。裸眼で作業してたら天地ひっくり帰ってる箇所が多々あったと思います。

 

また別のお客様の名鉄3400系のウェザリングもさせていただいております。

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車両をすべて分解し、ウエザリングマスターにて汚し後につや消しの塗装をボデー・床下・台車すべてにしております。パンタグラフも色差し後に汚しを施しております。