引き続き鉄コレ点灯してます

お客様からのご依頼にてイズムワークス製・鉄コレ点灯化キットを取付、さらに加工をプラスしたものの紹介です。

DSC04381   鉄コレ15弾の名鉄キハ20「単行・両運・レールバス」です。両運なので両側点灯します。今回は点灯化に加えてカプラーをシンキョー化しております。

DSC04382DSC04383  お客様のご要望がスカート(排障器?)は温存し見た目を格好よくそしてTN及びKATOカプラーどちらも連結可能なシンキョーカプラー装備を希望されました。真鍮線で中心軸により固定する方法としました。カプラーは左右に各30°、合計60°程度振り幅があります。カプラー奥に見える四角い枠はステーのつもりで取り付けた装飾です。

当初はお客様からのご提案もありダミーカプラーの取付台座を流用しての固定がベターではないかと想定し加工を進めましたが複数の問題発生。問題点は台座がスカートに干渉する→台座下部・スカート上部の干渉部を削る→極限まで削ることにより樹脂製の台座がとても弱いものになる。台座+シンキョー(クリア系ボンド仮固定)がどう調整してもカプラー先端が頭を垂れる状態になる→台座とシンキョー・床下を真鍮線にて一直線での固定を試みての穴あけ→すでに弱くなっている台座が穴あけ作業にて真っ二つに割れて崩壊。崩壊してしまったので部品が不足し断念した格好ですがこのまま進めてもカプラー部分の強度は出そうもありませんでした。こんな葛藤の末、一番手間暇はかかるが今回の方法が強度・見た目すべてに勝るであろうと思われた為、初心に戻りほぼ一からやり直しを致しました。特にM車に関しては見えない部分ですが強度確保のためカプラー心棒以外に0.3ミリ真鍮線を片側だけで四ヶ所に刺してあります。

また参考までにTNカプラーを標準装備するパノラマカーとはカプラー高さがやや合いません。鉄コレの方が少し高く、T車・M車共に取り付け部分がボデーでは無く床下部であるため車輪との距離感を変える高さ調整は難しそうです。格好だけは連結できますがパノラマカーの方の先頭側台車が常に浮き気味状態での走行となりカーブ進入で脱線すると思われます。

 

続いて京阪700系のけいおんラッピング車です。

DSC04373               こちらは点灯化キットの取付のみでその他の加工などはありません。

 

鉄コレ点灯化ご希望のお客様へご参考までにご案内します。

①すでにご自身でNゲージ化(T車・M車を問わず)されたもの

②車両・動力・走行用車輪を未開封状態でお持込み

上2つのケースですが、どちらも一度分解をする関係で工賃に差はありません。

例えば②の場合はNゲージ化+点灯化した状態で納品となります。