◎ここ最近の製作品です。
お客様のご依頼でKATOのEF66をドレスアップさせていただきました。 加工内容は
●エアーホース取付(製品ではスカートにコック部分がモールド表現されているので最初に削り落とす⇒削った部分を整地後にスカート全体を塗装⇒銀河のエアーホースに色を付けて装着)
●パンタグラフ塗装(全体をグレーに塗装・スリ板部分を金属色に・足元のガイシを白に)
●速度検出装置取付(銀河の部品を各車の形状に近くなるように曲げた上で塗装し装着)
●その他乗務員ステップなどの色差し
◎名鉄1380系のTNカプラー取付
パノラマカー用のJC0380を使用。始めに取り付け部分の基礎を確保するため厚さの違うプラバン2枚でスカートの厚みと同じにします。カプラー本体は台車の振りに干渉しないように少々削って最後は取付の強度&見た目も重視してネジ止めしました。カプラーの高さ的にはHGモデルのパノラマカーとほぼ同位置になっております。
◎鉄コレの名鉄5200系のライト点灯化
この車両のライト点灯化キットは存在しませんのでお客様ご自身にてマイクロエース製名鉄5500系の先頭車を材料として持込みいただきそのライトユニット部分のみを移殖しました。床下の集電に関してはイズムワークスの床下集電用キットを活用しております。
この加工での最大の問題点は5カ所のライトの距離間なのですが幸いにもほぼぴったりでしたので穴あけと若干の調整で画像のように違和感なく収まっております。それよりも今回の加工で難儀した点はマイクロエースのライトユニットの箱が内部の幅を始め全体的に狭いので収めることが出来ません。仕方なく新規でライト基盤を据える為の箱を作り、同時に遮光はもちろんとしてお客様がボデーと床下を外せるようにも配慮しなければなりませんのでかなり悪戦苦闘してしまいました。
ライトは問題なく点灯しますが画像のように遮光は完全とまではいきませんでした。ただ何も遮光無しだと赤の時はお顔全体が酔っぱらったタコ状態でしたのでこれぐらいでお許しください。
完成後はパノラマカーとの併結を想定されるためT車2両の内先頭に立つ1両(パンタ付)のみの加工です。尚、製品と窓ガラスが違いますが同じく鉄コレの豊鉄のガラスに色差しをした上で入れ替えされております。