ジオラマ関係の製作です。
左の細長いのは以前に製作したものの追加延長工事で今回800mm延長して1800mmになりました。用途は2段式で楽しまれている自宅レイアウトの2階部分の床となるそうで両端の広い部分の下のみで支えると伺いました。厚さは20mmで材料のほとんどがスチレンボードを使用しており曲りを防ぐのと強度を出すためアルミの板棒を骨として入れてあります。しかしながら今回の延長でアルミの板棒程度では耐えれそうにありません。10mmの鉄筋を2本入れることにしました。既存の物も裏面の一部を解体し1600mmの鉄筋2本を埋め込みました。結果、スチレンボード製なのに少し重くなってしまいました。それでもすべてを木で作るよりは軽く経年まで含めた曲りも無く使えるでしょう。
右の看板はオブジェとして使用されるそうで、15cm程度の高さで鉄道模型サイズではありません。2基のご依頼でしたので鉄製のアングルのと木枠で組んだのと両方作ってみました。余談ですが学生時代に看板屋さんでバイトをした経験があります。大むかしなので左の木枠のが主流な時代で木枠を組んで真っ白なトタンを釘で貼りつける作業だけはたくさんやりました。流石に絵とか文字は書かせてもらえませんでしたが。
HOサイズのストラクチャーの組み立て
キットをご購入後に組立までをさせていただきました。さんけいの駅舎はペーパー製で素組で組んだ状態です。コスミックの機関庫は木製でこちらは組立から塗装までしております。壁の色は木製用ニスにアクリルのツヤ消し黒を加えて筆塗りで4~5回塗り重ねています。

それぞれエアーホースの取付・パンタグラフ塗装・EF62とEF510に速度検出装置取付。EF62は信越線時代→東海山陽時代ではホースが付いているパターンが色々とあるようなので絞りきれませんでした。後でコックだけ残してホース部分はカットすればよいかとの発想でMAXで付いていた信越時代(写真)にしました。納品時にお客様ともその旨打合せしましたがこのままの状態でお受け取り頂きました。EF200の黒いコックの右上にチョンと出た突起のようなものが見えますが製品ではこの部分にエアーホースコックのモールド表現がされておりました。しかしながら最近の実車画像では撤去されて基礎部分だけがわずかに残っている様にも見えます。加工では真鍮線をL字に曲げスカートから少し出ている程度な表現にしました。

カーテンのパーツをお持ち込みいただき、取付をさせていただきました。取付にはガラスを外す分解が必要ですが、毎度のことながら2000系とか2200系のガラスを外すのは難儀します。
上から撮影した全体像です。1820mm×910mmのスタイロフォームをL字型に2枚使ったレイアウトを計画されています。厚みは30mmの2枚重ね(一部30+15mm)。画像の状態でご自宅まで納品させていただきました。ここから先はお客様ご自身で楽しみながら作っていかれます。ベースの素材は丈夫な割に軽くまた加工しやすいです。畳サイズと大きいですが軽いので取り回しがきき、砂撒きなどの際にベースを立てたり傾斜させたりできるのが利点です。すべてのポイントの横にはバリアブルレール(伸縮レール)が接続してありますので線路のバラスト撒きをした際に問題となるポイント故障時に取り外してのメンテナンスが出来ます。
L字の縦の部分にある立体交差です。築堤と掘割を駆使して高さを確保しましたがこれでもパンタを上げた車両がギリギリです。ガーター橋のコンクリ橋台は自作です。
左上部分ですが川の奥に山とトンネルの構想です。川はお客様のお好きな高山線沿線にある「飛水峡」をイメージして1枚分の30mmまで掘ってあります。川底の深緑の色だけ塗装しておきました。奥の赤いガーター橋はTOMIX製、手前のカーブ橋は完全スクラッチで作成。
ベース裏面は画像のようにしてありこの15mmを加えると全体で75mmの厚みとなります。先々予定されている転車台を設置されたりその他建物に照明が必要になった際もドリルで穴を開けるだけで配線の追加が容易です。
当店にて取り次ぎ販売をさせていただいておりますイズムワークスの鉄コレ・ライト点灯化キットを使用しライト及び室内灯を取付け、汚しを施してあります。実車より汚いかも(笑)
GM指定のカラーをエアーブラシにて塗装をさせていただきました。
スカートにエアーホースの取付です。U字型のを含めて片エンドで4本あります。スカートに表現されたコックのモールドを削り落とした上で取付用の穴あけ後にスカートを再塗装。カプラーの振りに干渉しない様にしてあります。※前面の手すりは以前に施工済みのものです
ダミーカプラーの収まるポケットの上下高がTNの肉厚よりも狭いのでTNの方を2/3程度削って薄くしてあります。真鍮線で支点を作り固定。削りもピンバイス穴あけも難儀な作業でした。
初心者向けのセットだと面倒な部品の取付を省いてある構成のものが多くこのセットでも部品及び取付用の穴も準備されていません。ピンバイスにて穴あけの上、0.3mm真鍮線を曲げて取付をいたしました。パンタ塗装は少し汚れた雰囲気にしてあります。
ここからお客様にて汚しの練習をされるそうです。



t-プロジェクトによる車体切継ぎを必要とする製作です。上段がオリジナル下段がキロ85です。この加工ではパノラマ型先頭車のキハ85×2両・中間車のキロハ84×2両の計4両を必要としました。今回の加工の中で苦労した部分は再塗装するオレンジの帯(間に入る白いライン)と切継ぎした箇所のビードの修復だったそうです。ボデー下部と屋根のビードの谷部分の傷跡を消すのとビードを1本のラインに修復するのに相当な時間と神経を使っております。
加工内容は
お客様のご依頼でKATOのEF66をドレスアップさせていただきました。 加工内容は
この車両のライト点灯化キットは存在しませんのでお客様ご自身にてマイクロエース製名鉄5500系の先頭車を材料として持込みいただきそのライトユニット部分のみを移殖しました。床下の集電に関してはイズムワークスの床下集電用キットを活用しております。




